わたしたちのエステート聖ヶ丘-3団地は、聖ヶ丘地域にありますが、よく「連光寺・聖ヶ丘地域」という言い方で連光寺地域と一緒に活動することが多くあります。その意味から、このページでは連光寺・聖ヶ丘地域にある町会や、自治会、管理組合をリストアップします。
町会と自治会
町会と自治会、あるいは町内会と言う場合もありますが、呼称が違うだけで組織としては同じものを指します。地域住民が自主的に結成する住民自治組織で、特に法的な規制はなく、任意団体という扱いになります。ただ、不動産を取得するなどの事情がある場合には、地方自治法により認可地縁団体として多摩市長の認可を得て、法人格を持つことができるようになっています。
町会・自治会は、多摩市に登録することによって多摩市からのお知らせなどの情報を送ってもらうことができ、また、自治会活動に対する助成金も申請することができます。行政側(多摩市)としては町会・自治会を基礎的な住民自治組織として認識し、その設立や運営の支援をしようとしています。
町会・自治会は任意団体なので、基本的には入りたい人が加入し、入りたくない人は入らないということなので、活動の上ではどれだけ多くの住民が加入してくれるかが重要な鍵になります。
集会所
町会・自治会は住民が勝手に作るものなので、原理的には、どのような範囲で作ってもかまわないものですが、実際上は~団地や、~住宅などの出来たときの由来や経緯によって範囲が自ずと決まってきています。多摩市では、そのような範囲で町会・自治会ができるものと想定して、多摩ニュータウン造成時などにあらかじめ集会所用地を取得、あるいは借り入れして、その土地の上に集会所の建物を建てました。
またニュータウン以外の既存地域についても1974年に「多摩市集会所の建設に関する基準」を制定しニュータウン地域と同水準の集会所を設置してきました。消防法の関係から防火水槽を作ることも多摩市の役割なので、多くの場合、集会所と防火水槽は隣り合わせに設置されていて、防火水槽の上は緑地としてイベント用の広場にも使えるようになっています。
このような経緯から、集会所の敷地の借り入れ費用や建物の修繕などの維持管理は多摩市が行い、日常的な管理運営は町会・自治会が行うように役割分担されています。
管理組合
町会と自治会は同じ組織ですが、管理組合はこれとはまったく異なる組織です。管理組合は、~マンションや~団地などのように集合住宅を形成している場合に組織されるもので、区分所有法という法律に基づいています。集合住宅の建物は、自分の住居部分(専有部分)以外に階段や屋根など他の居住者と共用して使う部分があります。区分所有法によれば、建物のそれらの共用部分は、専有部分の所有権を持つ人全員で共有すべき財産であるということになっています。これについては敷地なども同様です。
そのため集合住宅の専有部分の所有権登記をすると、自動的に土地や建物の共用部分も定められた割合に応じて権利が発生します。この共用部分の財産の維持管理をするためには権利を持つ全員の参加が必要です。そのために管理組合が設立され、区分所有法により、権利を有する人は全員管理組合に加入しなければならないことになっています。
したがって、管理組合が町会・自治会と大きく異なる点は、管理組合がもともと住民の団体ではなく所有権者の団体ということです。そのため、所有権を持っている人が遠くはなれたところに住んでいるということもあります。そのような人でも管理組合の構成員となります。また逆に集合住宅に住んでいるが賃貸などで所有権が無い人は管理組合の組合員になることはできません。
このように管理組合はもともと所有権者の団体なのですが、実際には現にそこに住んでいる人が大半なので、住民自治的な活動もまた別に必要になってきます。このとき、管理組合とは別に集合住宅に住んでいる住民で自治会を作ることも可能で、そのようにしている団地も全国的には多くあります。
ただ実際上は、多くの管理組合は、その中に住民自治機能を併せ持っています。多摩市(行政)でもその辺の事情を勘案して、管理組合でも町会・自治会として登録することで、情報の配布や助成金など同様のサービスを提供しています。
その意味から管理組合は資産管理団体でありながら、自治会としての側面ももっています。このとき管理組合の全員加入のルールはよい方向に働き、自動的に加入率100%の自治会になります。
集合住宅の集会所
~マンション、~団地は、土地や建物を全員で共有しているので、外から見ると全体が一つの大きなお屋敷のような感じになります。そのため~団地にも集会所はありますが、お屋敷の中のことなので多摩市は関与せず、お屋敷の住人(管理組合)が集会所の建物の維持管理を含め一切のことを行っています。