2016年03月05日(土)ふるさと夏まつりの会の立ち上げ
(1)発足に至った理由と経緯
1985年(昭和60年)に始まった聖ヶ丘盆踊り大会は、その後紆余曲折を経ながらも途切れることなく継承され、昨年の第31回ふるさと夏まつりにつながっています(資料1参照)。特に2010年に行われた住民アンケートでは、回答を寄せた地域住民(359件)のうち58.3%が夏まつりの存続を望んでいることがわかり、現在の枠組みにつなげることができました。
2011年からヤグラをエステート貝取2住宅から借用するようになりましたが、2015年に先方とヤグラの譲渡について話し合いがまとまり、ひじり館運営協議会の協力を得てヤグラをボイラー室横の通路際に置くことができました。また、そのときに音響設備を更新したこともあり、ふるさと夏まつり実行委員会がヤグラや音響設備などの地域資産を継続的に管理する能力を持つということを対外的に示す必要性がでてきました。
その際、「~実行委員会」という呼称が、ふつうは、ある特定の目的を遂行するための一時的な組織というように理解されているので、この機会に恒久的な組織としてのふるさと夏まつりの運営母体「ふるさと夏まつりの会」を発足させることとしました。
具体的には以下のように昨年1年間かけて実行委員会の中で検討を行い、大枠について決定することができました。
2015年6月07日第1回実行委員会にて課題として提起、検討
2015年6月27日第2回実行委員会にて名称など検討
2015年8月08日第4回実行委員会にて名称アンケート結果検討
2015年9月12日第5回実行委員会にて名称と基本の枠組み検討、決定
(2)この枠組み変更は対外的な意味で行う
今、わたしたちが行っているふるさと夏まつりは、もともと地域住民の発意によって始まり、地域住民および関係者によって支えられている純粋な意味での地域活動です。したがって、どのように運営し、どのように管理するかも、地域住民および関係者の合意と意思によってのみ決まり、他のいかなる外部的制約もありません。
私たちは過去30年間、実行委員会の組織で行ってきました。そのことについて、私たち自身は何の不都合もありませんでした。また会則のようなものも無くずっとやってきました。今も会則などなくても何の不都合もありません。そのようなものが無くても続けられるという実体の中にこそ、地域活動の本質があります。
その意味から、今回の枠組みの変更は、あくまで対外的な意味において、その効力を発揮すると理解しています。