おてつだい・エブリーの活動
いよいよスタート
エステート聖ヶ丘-3団地の「おてつだい・エブリー」は2015年(平成27年)1月8日からスタートしました。
⇒おてつだい・エブリーの申し込みページへおてつだい・エブリーの設立趣旨
「おてつだい・エブリーは、住民の、住民による住民のための生活支援活動です。」
つまり、住民同士の信頼関係をベースとしたボランティア活動です。なぜ、このような活動を当団地で始めることになったのでしょうか?
背景には、日本全体で進行する高齢化の問題があります。日本人の平均寿命が伸びることで、いままで顕在化しなかった問題が表面化しています。私たちは、今後、だれでも高齢化の諸問題に「個人的に」直面することになります。たとえば、若い頃、子どもたちと楽しい家庭を築いていたとしても、やがて子どもたちは巣立ち、夫婦ふたりの生活にもどります。そして月日が経つとどちらかが先立ち、一人取り残された単身生活が始まります。その間にも高齢による病気や体力、知能の衰えが進行し、普通の生活さえままならなくなってしまします。このような例は特殊なものではなく、実は長生きすることで誰もが直面する課題です。
この活動は、みんなが直面する課題を、みんなで受け止め、支えあうための第一歩です。
この事態を対処する方法は家族親類など血縁関係の中でカバーするとか、行政が道筋を提示し仕組みを作るなど、いくつかの方法がありますが、それだけでは不十分なことは明らかです。もっと多方面から手を尽くす必要があります。その中のひとつの選択肢として、住民同士の助けあいがあります。
今、おてつだい・エブリーと同様の取組みが、他の自治会、団地などで始まりつつあります。みんな、想うことは同じで、何とかしなくては、できることから手をつけようということで始まっています。このような活動はいわゆる「先例」が無いので、少しやっては反省して軌道修正し、また少しやっては進むことの繰り返しになります。したがって、この案内書で説明するおてつだい・エブリーの活動内容は、あくまで現時点のもので、1年後には大きくかわっているかもしれません。そうなっても、ここに述べる設立趣旨を忘れることなく、活動を進めて行きたいと考えています。
20150211 おてつだい・エブリー案内書ホームページ用.pdf