2015年3月7日(土) 市民防災講習会を受講しました
関戸公民館8階ヴィータホールで13:00~16:30とちょっと長時間でしたが、多摩市の主催でシンポジウム「首都直下地震への備え~自助・共助・公助~」と題した防災講演会がありました。基調講演には早稲田大学地域社会と危機管理研究所長の浦野正樹氏が話してくれて、なかなか面白かったです。特に、そうだなあと感じた部分を以下に引用します。
「災害は忘れた頃にやってくる。阪神。淡路大震災は、まさにその言葉をまざまざと思い出させました。戦後最大の自然災害は、1995年1月17日未明にそれまで地震とはまったく縁がないと思われていた阪神・淡路地区を襲ったのです。また、災害は日頃最も対策が遅れた部分、弱い部分を集中的に襲ってくることも明らかになりました。「ここは大丈夫」「災害対策は明日考えればよい」という気持ちの蓄積が、大きな災害を呼び込むことになるかもしれません。災害を防ぎ被害を最小にとどめるには、自分や家族だけの安全を考えるのでは十分ではありません。家族を取り巻く地域社会全体が安全になってはじめて、自分や家族が安全になれるのです。
地域社会全体を安全にするには、住民や企業、その地域にある諸施設が連携・協力して防災活動を行っていくくしかけ>を育てていく必要があります。地域住民みんなが、防災という同じ目標に向けて知恵を出し合うことは、こうしたくしかけ>を創るための出発点です。
こうして地域のなかで生まれる連帯感は、本当の災害が起きたときに役立つばかりでなく、より健康で、より快適な豊かな生活を築いていく上でも、貴重な財産になると思います。」